カルティエの歴史!常連客が凄い
師匠から譲り受けた工房から生まれたブランド
多くの一流ブランドは、創業者が0から立ち上げたものです。しかしフランスのブランドであるカルティエの場合、師匠からの譲り受けでした。カルティエの創業者の職業は、宝石細工師です。彼には師匠がおり、師匠から工房を譲り受けたのが始まりです。
店を構えたのは、工房を譲り受けて5年後のこと。顧客としてリストに上がっていたのは、皇后様でした。超セレブが惚れ込んだカルティエは、今も世界的に有名なブランドになっています。
ヴァンドーム広場にて
創業者は息子に経営権を移します。息子はパリのヴァンドーム広場に、店を構えました。とんでもないチャレンジです。ヴァンドーム広場とは、パリ1区西側にある広場です。言葉ではピンと来ないかもしれませんが、誰しもTV等で一度は目にしたことがあるはずです。
ヴァンドーム広場にあるのは、世界に名だたる名店ばかり。当然来る客も、審美眼がある者ばかりでしょう。もし下手なものを提供してしまったら、ブランドの評判はガタ落ちです。一世一代の大博打でしたが、21世紀になった今もヴァンドーム広場に店があることを考えたら、大成功と言えるでしょう。
常連客が凄い
カルティエはフランスだけでなく、イギリスにも進出。イギリスでも、国王様御用達のブランドになりました。さらにはスペイン国王も、カルティエを愛用していたそうです。カルティエの常連客には、セレブと一括にするのはおこがましいほど、物凄い人達ばかりです。
セレブの中のセレブ達がカルティエに魅了されたのは、他のブランドにはない斬新なデザインでしょう。結婚指輪として人気が高い、3つのリングが重なった指輪が全てを物語っています。3つの指輪を寸分の隙間もなく重ねるのは、相当の技術力がなければ不可能です。
日本にカルティエがやって来たのは?
ちなみに日本にカルティエがやって来たのは、昭和になってからのことです。日本ではアクセサリーを身につける習慣が浸透していなかったため、昭和まで時間を待つ必要があったのでしょう。
日本でカルティエが受け入れられているかどうかは、語るまでもありません。